こんにちは、たつです。
今までサラリーマンをしてきた人だと「シフト制」の職業ってどんな感じか分からない人も多いかと思います。
アルバイト時代には「シフト制」で働いていたことがある方もたくさんいらっしゃるでしょう。ですがアルバイト、パートのシフト制と正社員のシフト制はまったく違います。
業種にもよりますが、今まで土日を当然のように休んでいた人が「シフト制の正社員」になるとかなり違いを感じると思うんです。
そこでシフト制の正社員として長いこと働いていた僕自身の経験から、メリットとデメリットをまとめてみました。
シフト制の働き方のメリット
シフト制の働き方のメリットは
平日休みが多いので、病院や市区町村の役所に行ける
通勤時間が固定でない分、「毎朝のラッシュ」が少ない
連勤が少ない
空いている時期に帰省や旅行に行ける
平日休みが多いので、病院や市区町村の役所に行ける
平日休みがとにかく多いのがシフト制の働き方。
病院、役所、歯医者、などの平日しかやっていない公共機関に行けるのはかなりのメリットになります。
普通の企業であれば8時〜18時くらいに通勤〜帰宅が多いので、平日に病院の診療にという訳にはいかないですよね。
通勤時間が固定でない分、「毎朝のラッシュ」が少ない
シフト制の働き方は勤務時間も固定ではないことが多いです。
そのため朝7時〜9時くらいの猛烈な通勤ラッシュの時に出勤もあれば、午後から出勤で電車も空いている、という日もあったりします。
ただシフト制で車持ちだと、電車が動く前に車で出勤する場合もあります。
僕はシフト制の車持ちだったので、朝4時から働いていたこともありました。サービス関係の正社員だと十分にあり得ます。
それでも通勤ラッシュの時間帯に出勤しなくて済むというのは、かなり大きなアドバンテージであると思います。
連勤が少ない
こちらの記事
→シフト制の正社員は希望休がとれない?現場の実態はどうなの?!
こちらで例に出したカレンダーを見てもらうと分かりやすいと思います。
「?」にはいるのは、シフト作成者が決めたあなたの休暇日です。
普通の企業であれば平日5連勤して2連休が当たり前ですが、シフト制だと2〜4日に一回は休みが来ます。
これに慣れると、たまにシフト制で5連勤なんかが入っていると「まぢかよッ!!」となるときもありますw
ただ体力が心配という理由だけでシフト制を選ぶのも危険です。連勤しないだけで「仕事のきつさ」はそこらの一般企業と同じですからね。
空いている時期に帰省や旅行に行ける
平日休み+希望休を利用すると平日に2連休とか3連休も取れたりします。
忙しいGWや正月を避けて帰省、なんてことも出来ます。
旅行もハイシーズンの土日あたりを意図的に避けて飛行機のチケットを取ったりもできるので、比較的安くいけるのはかなり魅力的です。
シフト制の働き方のデメリット
シフト制の働き方のデメリットは
休みの予定が決まらない
生活サイクルが崩れやすい
正月やお盆も出勤
休みの予定が決まらない
毎月土日が休みと決まっていれば、何ヶ月も先の予定も立てることが出来ます。
反面、シフト制の働き方だと次の月のシフトが出るまでは予定を組むことが出来ません。
毎月これですからね。
たとえば彼女が土日休みだったら・・・。
もうこれだけで彼女と会える回数がシフトによって上下してしまいます。
彼女もシフト制の働き方であれば、お互いの希望休を合わせることもしなければいけないのでタイミングによっては月に1回しか一緒の休みを過ごせない。なんてことも。
子供がいる場合、平日休みだと保育園や幼稚園でも不利になることが多いです。
土日にやっている保育園はかなり少ないので、預ける回数だけ余計に出費がかさむことにもなります。
それに「子供の運動会」や「冠婚葬祭」などのイベントは土日が多くなったりします。
家族持ちでシフト制の正社員だと、子供が小学生になったらまったく違う休みで過ごすことが多いです。
生活サイクルが崩れやすい
出勤する時間帯がバラバラになると、生活サイクルが崩れやすくなります。
例えば、前日は21時までの出勤で翌朝は9時から。となれば通勤時間にもよりますが、生活はかなりキツキツになります。
これって他のデメリットと明らかにレベルが違っていて、生活サイクルが崩れると健康面にも影響を及ぼすので、かなり深刻な問題になります。
生活サイクルの崩れから、平日病院に行っていたのでは元も子もないですよね?
僕は一時期、21時まで仕事をした次の日のシフトが朝4時から、とか明らかに「嫌だな」と思うシフトを組まれていたときもありました。
若ければやれる、次の日を休みにしてもらえばやれる、だとしても長期的に見たらマイナスにしか思えない部分かなと思いますね。
正月やお盆も出勤
シフト制の働き方で一番こたえるのは、個人的にはこれですね。
元旦から働きに行くというのは、何回やっても悲しいものです。
お盆や正月に1日も休む日がないと、シフト制に慣れた正社員でも「なんだかなぁ」と考えてしまうはずです。
僕の場合は、元旦の朝4時から働いていたなんてことも普通だったので、正月感はまったくありません。
正月はパートさんもほぼ全員休んだりしますからね。日本全体で休む人が多い中で、今この瞬間に全国の労働力のしわ寄せが自分に向いているという感覚でしょうか・・・。
正月手当は出るものの、お小遣い程度なので焼け石に水といった感じです。
シフト制の正社員はぶっちゃけ辛いよっていう話
僕はシフト制でずーっと長いこと、10年くらいは働いていたので完全に麻痺してました。
出勤時間が何パターンかあって、毎月希望休を出す。休みの日は他に誰も休みじゃないから一人で過ごす。
NHKニュースでGWの行楽ニュースをみたりしても季節感もなーんにも感じませんでした。自分には関係のない話だったからです。
ただ子供が出来てから徐々に自分の考えが変化していくのはありました。
子供はシフト制ではなく、一般的なサラリーマンのように土日休みで毎日の生活を送っています。
ここまで仕事環境に疑問を感じていなかったのも、今思えばおかしいんですがw
正しくは、仕事環境に疑問をかんじつつも何かを変えられるわけではなかった。というのがほんとの所かもしれません。
シフト制のある正社員の職種はサービス業に多いと思います。日曜日に出かければレストランには普通に働いている人がいるわけですから・・・。
なにかと肉体労働に偏っている部分は多いハズ。けっこうキツイんですよ。シフト制って。
キツさっていうのは、中にいる時はほんとに理解できていないです。外に出て初めて、比べるものがあって初めて、キツイという感情が出てきちゃいます。
だからシフト制しか知らずに働いていた僕は幸せだったのかもしれませんね・・・。
シフト制の正社員を抜け出して初めて、実は辛い部類の仕事だったのかな?と分かりました。どの仕事もそれぞれ辛いところはあるんですけどね。
メリットとデメリットを見てもらうと分かりますが、仕事が辛いかどうかは「肉体的」な面よりも「精神的な面」で変わってくると思うんです。
シフト制の正社員のデメリットにはそういう「精神的な面」に関わるものが多いのかなと。
自分がいた会社をディスるわけではないですが、シフト制の今の実態を分かってもらう一例として見ていただければと思います。
まとめ
シフト制の正社員のメリットは
平日休みが多いので、病院や市区町村の役所に行ける
通勤時間が固定でない分、「毎朝のラッシュ」が少ない
連勤が少ない
空いている時期に帰省や旅行に行ける
シフト制の正社員のデメリットは
休みの予定が決まらない
生活サイクルが崩れやすい
正月やお盆も出勤
シフト制の実態ってこんな感じという一つの意見としていただければと思います。
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